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じんましんってどんな病気?

2020/12/18

じんましんは、皮膚の一部が突然かゆみとともに赤くなって盛り上がり、しばらくすると消える、といった症状を繰り返す病気です。
最初の症状が出始めてから1ヶ月以内のものを急性じんましん、それ以上続くものを慢性じんましんといいます。

じんましんの症状

  • ムズムズ、チクチクかゆい(ピリピリ痛いこともある)
  • 皮膚が赤くなる(紅斑)
  • 皮膚が盛り上がる(膨疹)

このような症状が突然あらわれては消え、別の部分であらわれるということを繰り返すこともある。

あなたのパフォーマンス、皮膚のかゆみで低下していませんか?

かゆみのある皮膚疾患患者さんの労働生産性を調査したデータによると、皮膚のかゆみによって労働生産性が約40%低下すると報告されました。皮膚のかゆみがいかに患者さんのパフォーマンスに影響しているかがわかります。

つらい症状はなぜ起こるの?

じんましんの症状には、ヒスタミンという物質が関わっています。何らかの原因で皮膚の肥満細胞という細胞からヒスタミンが放出されると、神経や毛細血管を刺激して、かゆみや赤み・腫れを引き起こすのです。

じんましんの症状の起こり方

かゆみなどを起こすヒスタミンも脳の中ではヒーローです!

皮膚ではかゆみや赤み・腫れを引き起こすヒスタミンですが、実は脳の中では日中眠くなるのをおさえたり、学習能力や記憶力を高めたり、活動量を増やすようにはたらく、とても大切な物質です。

パフォーマンスを取り戻すためには?

じんましんで低下したパフォーマンスを取り戻すには、原因を取り除くとともに、皮膚でのヒスタミンのはたらきをおさえる抗ヒスタミン薬できちんと治療をし、症状をよくすることが何よりも大切です。

じんましんで行われる主な治療

じんましんの薬によるパフォーマンスの低下をご存知ですか?

抗ヒスタミン薬は、脳に移行すると脳のヒスタミンのはたらきをブロックし、眠気を感じていなくてもパフォーマンスを低下させていることがあります。これを「インペアード・パフォーマンス」といい、様々な日常生活に影響がでることがあります。なお、脳に移行しにくい抗ヒスタミン薬もありますので、気になる方は医師または薬剤師に相談しましょう。

じんましんの原因になり得るもの

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